５１歳 ヨガ歴（２０１１年５月〜）２０代で少し経験あり。
最初にヨガを始めたきっかけは、２０代の頃、旅行でインドに行ったとき、飛行機の隣の席の青年が日本にヨガを入れた家の３代目だったり、飛行機降りて振り向いたら満月で、すぐそこにいた人に満月ですね〜と話しかけたら、日本でヨガの先生をやってる人だったりしたことで、インドがヨガの国だと初めて気づき、興味を持ちました。
帰国後、すぐにヨガ教室に入って、週１、一年くらい通いました。始めてみると、ウサギのポースは、小学校の頃、ボーッとした頭を覚ますためか？気持ちいいので、毎朝知らずにやっていたものでした。牛のポーズの足の組み方は、床に座る時一番楽な形で、やはりヨガのポーズとは知らずにずっとやってたことでした。
そんなショウゲキ的な出会いをしたヨガでしたが、その後は、妊婦ヨガに通う程度で、こどもが小さかったこともありなかなか家でもできず、たまにやってもそれほどぴんとはこないまま、４０半ばを迎えてました。
そんなとき、震災（３．１１）があり、計画停電などで、ずっとライフワークにしてきた草木染めもできず、おさまりきれない気持ちを抱えていたとき、以前から希望していた先生のヨガ教室に空きが出たと、友人から知らせが来ました。
お試しの初回は、震災直後の教室のお休み明けの第一回目という、これまた運命的な始まりでした。それでも、とても気楽な気持ちで、初回お試しに行きました。体もかたく、ポーズもなかなかしんどいものばかりでしたが、家に帰って、その頃たまにやっていた足首まわし（手でもってまわす）をしてみたら、ぐにゃぐにゃやわらかく、なめらかにまわるでありませんか！たった１回一時間で！と、びっくりして、即入会、毎週通うようになりました。
最初の頃は、ヨガの日の午後は、とても眠くなり、なにもできない状態でした。家で毎日やるようにしてるうち、だんだんにいろんなポーズを覚え、楽しくなってきて、最初は１５分だったのが３０分になり、寝てやるポーズが主だったのが、立ってやるポーズのできるようになって、３ヶ月くらいで腰にずいぶん力がついてきたのがわかりました。
半年ほどたった秋、寝る前に片鼻呼吸の呼吸法をやるようになって数日。小鼻がカサカサあれはじめ、それから二日ぐらいしたある日、帰宅すると顔がかゆくなって、なんとなく掻いていたら、１時間もしないうちに、真っ赤に腫れ上り、目もうまるくらいに、パンパンになって、触れるのも痛い状態になってしまったのです。鏡をみると赤鬼のようでショックでしたが、先生に相談したところ、「解毒だから大丈夫。押さえずに出し切れば、その後が必ず良くなるから。」と言われ、薬は飲まず、つけず、体側のばしなどポーズを多めにして、がんばりました。完全にひくまでは３週間くらいかかりました。が！そのあとは、すっかりきれいになり、前よりもしみや小さないぼなどがなくなって、色も一皮むけたように白くなり、ファンデーションの色を明るめに変えた程でした。
その頃には体も大分やわらかくなってきて、まったくできなかった左右、前後の開脚ができるようになってました。とくに、前後の開脚は、初めはほんとにキツかったのですが、毎日少しでもやり続けると、体は素直に応えてくれて、３ヶ月もするとぴたっと床につくようになり、びっくりしました。開脚なんて、前後も左右も、子どもの頃にはまったくできなかったです。５０近くになって、子どもの頃より、体がやわらかくなるとは、思ってもみないことでした。
そのころには、毎日、家で１時間くらいはやるようになっていました。時計を見てやるのでなく、気持ちいいポーズをさがしながら、やっていると、１時間くらい経っていて、もうヨガなしには毎日は考えられなくなりました。
体重は、始める前は、人生最大の重さでしたが、一ヶ月に１〜２キロのペースで徐々に落ちていき、特に体重を落すことを意識してなかったのに、先生の教室に通うようになって一年くらいで、１０キロくらいやせました。それからさらに３キロくらい落ちて、いまではその体重の１キロ前後の範囲でキープできています。
体重も含めて、体質改善で、一番大きかったのは、「空腹を楽しむ」ことを教わったこと。水を飲むようになったことです。
実は、私は、ずっと水をほとんど飲めない体質でした。二日酔いのときでさえ、水を飲むと吐いてしまって、お茶しか受け付けない体でした。日常はもちろん、水を飲むことはほとんどなく、お店で出されるお水も手をつけない、つけられない状態でした。
先生のすすめで、少しづつ、水をとるようになり、ヨガをするうち、おいしく飲めるようになってきました。今では、お茶を飲んでも、同じくらい、お水を飲みたくなるようになりました。一年目の冬、冬場は水が体中に吸収されやすいときいて、氷水をちびちび積極的にとるようにしました。すると、その年の夏、暑さがチョー楽になったのです！汗をかいても、さらさらで、いやでないので、汗をかくことも苦ではなくなりました。以前から、エアコンは使っていませんでしたが、真夏は修行のようでした。へろへろになって、秋がくると老け込む気もしました。ところが、先生のところでヨガを始めて冬場に水を飲むようになってからは、暑さは感じても苦しくなく、汗をかくこともむしろ気持ちいいぐらいになりました。今年の夏はあまり暑くないのかな？と思っていたら、みなもニュースも猛暑だというので、びっくりしたくらいです。
また、あるとき、プリンを食べたら、すぐに汗がプリンの匂いになってびっくりしたこともあります。食べ物は、以前よりむしろ、気にしなくなりました。どんなにいい物を食べても、ためていては毒になる、排泄が大事、ときいてからは、とにかく、空腹の時間を作り、その時間にヨガをする、逆に、空腹でないとヨガができない、と思うと、自然に、空腹の時間を作れるようになり、またヨガも、いまやらないと食べれないとなって、毎日やれるようになりました。旅先でも、ちょっとのスペースがあればできるし、指だけのポーズもあるので、車内でもできます。自分をどこでもいつでもメンテナンスできる、こんなにいいものは他にはないです！！
ヨガを始めて、匂いにも敏感になりました。あるとき、コンビニにいたら、遠くの入り口から入って来た人がいて、見ただけで、この人はだめ、と、とっさに思ったら、その人がこっちにきたとき、その匂いがとても苦手な匂いでびっくりしました。
自分にとって、いい匂い、悪い匂いがはっきりするようになり、根拠はないですが、それは自分を守るための手段かなと思っているので、悪い匂いには近づかない、すぐに離れる、距離を置く、ようにしています。
ヨガを始めるようになって、予知夢や予兆もよく見ます。いやな感じがするものはできるならさけると、あとあとよかったということが多々ありました。なので、日頃から、ヨガをよくやり、感覚を研ぎすますことが、自衛になり、また自分を拓くことにもつながるのです。
また、ヨガを始めて、気持ちが吹っ切れたようにアクティブになり、若い頃好きだった音楽が再燃し、去年は某ロックバンドの追っかけで、沖縄から北海道までライブに行ってしまいました！
２０代のコたちに混じって、激しいモッシュのスタンディングライブでもめげずに前進できるのは、ヨガのおかげ！です。
また行った先々でも、楽しい出会いがあり、ほんとうにヨガのおかげで、人生が何倍にも膨らみました。
すごくきれいな空や、気象学的にも珍しい空に遭遇したりもするようになりました。この冬は、いろんな種類の野鳥を東京の住宅街で、何匹も見つけています。娘くらいの友だちもたくさんできただけでなく、最近は歳をとってもこわくないなって思えるすてきな高齢の女性にたくさん会うことができてます。
…あげたら、まだまだきりがないですが、これからも、ヨガに精進して、立派な骨になれるよう、前向きに人生を謳歌して悔いなく死んでいきたいです。
そうだ。それから。お酒が強くなったのも、びっくりでした！若い頃は、わりにたくさん飲めるほうでしたが、育児をしてるあいだにすっかり弱くなり、ほんのちょっとで翌日ひどく具合が悪くなるようになってしまったので、あんなに大好きだったのにお酒をあまり飲まなくなってました。それが、ヨガを始めたら、復活！したのです。たくさんおいしく飲めるし、なにより、翌日に残らない。またこのあいだは、久しぶりに会う仲間のみ会が深夜まであり、ところが翌日は早朝からの用事で３時間ぐらいしか睡眠をとれずに起き、目が覚めたときはちょっとお酒が残ってるようなかんじにふらふらしましたが、深く呼吸しているうちに、みるみる体が元気によみがえっていくのがわかり、感動しました！（でも、お酒はそんなに飲んでいませんよ！）
あと、片鼻呼吸をして眠ると、アラームがなくても、睡眠時間が短くても、起きたい時間に目が覚めます！すごいですよ！
思いつくまま長々書いてしまいましたが、これからもヨガで「感じることからはじまる」人生を謳歌していきたいです。